アクセスポイントの通信チャネルが被らないほうがいいことは何となくわかるが、どれぐらい離してあげればいいのか。
逃げ場がない時の対処法は?
どうしても問題が起こるときの解決策は?
通信チャネルをオートモード(自動でかぶらない場所を選んでくれるモード)にしてるだけじゃダメなの?
これらについて解説。
結論
5Ghz帯のほうが安定傾向にあるので事情がない限り2.4Ghz帯は使わないほうがいい。(※わかりやすいようにめっちゃざっくり言ってます)
- よほどのことがない限りチャネル選択はオート(大体初期値)でいい
- 2.4Ghz帯の場合は、ほかの電波から5チャンネル分離したほうがいい
- とはいえ他のアクセスポイントの電界強度(強さ)が-75以下ならあまり気にしなくていい
- ただし動作中の電子レンジやbluetoothの干渉を受ける
- 5Ghz帯ならば同じ数字が被っていなければなんでもいい
- ただし帯域幅を大きくしすぎると被っていないチャネルの電波とも干渉を起こす
androidアプリ、またはWindows用アプリのWiFi Analyzerを使うと調べることができる。
Android版
WiFi Analyzer - Apps on Google Play
Windows版(マイクロソフトアカウント必要)
Get WiFi Analyzer from the Microsoft Store
iOS版はないかも。
いいアプリあったら教えて。
2.4Ghz帯の場合
シグナル強度(電界強度)が-70以上(-70より0に近い)の電波が近所にいたら注意。
もしいるのであれば、自分の家のWi-Fiのチャネルは離したほうがいい。
具体的にはチャンネル5個分以上離す。
近所の鈴木さんのWi-Fiが1チャンネルを
近所の田中さんのWi-Fiが11チャンネルを使っているのであれば、
自分の家のWi-Fiは6チャンネルにする。
みたいな感じ。
同じオフィス内などに複数のWi-Fiを設置する場合は、1,6,11チャンネルをそれぞれで使うことが一般的らしい。
2.4Ghzの例
各アクセルポイントが1つのチャンネルを使うというよりは、前後に山の様な形で居座っているのが伝わると思う。
自分のWi-Fiの電波は、..wifi1と..wifi2。
この画像の例だと、..wifi1と..wifi2が被っている。
が、これは同じアクセスポイント内でかぶっているだけなので問題ない。
他の電波も近所の人が飛ばしているので、「5チャンネル分離す」なんて無理
と思うかもしれないが、ほかの電波はシグナル強度が-75dBnより全然低いので気にしなくていい。
これらの課題を解決しても無理な場合
WiFi Analyzerで検知できないbluetoothの電波や、温め中の電子レンジが干渉している場合がある。
bluetoothはイヤホンだけでなくApple Watchなども含まれるため、結構無意識的に動かしている人が近くにいるかも。
5Ghz帯の場合
5Ghzの場合他のチャネルと被っていなければ近いチャネルでも大丈夫。
2.4Ghzと違って、チャンネルがピンポイントな波形をしていることが分かってもらえたと思う。
ていうか、あんまり近所の人の家をまたいでまで飛んでこないと思う。
Bluetoothや電子レンジともぶつからないのであんまりデリケートにならなくていい。
ただし、チャネルバンド(帯域幅?)の数値を大きくすると、ほかのチャネルとぶつかることがあるので、
安定しない場合は度はチャネルバンドの数値を小さくした方がいい。
チャネルバンドは大きく設定するほど複数のチャネルを束ねて速く通信ができる仕組み。
他のアクセスポイントが近いチャネルを使って干渉を受けやすくなってしまうデメリットがある。
ルーターについて
おすすめのルーター
せっかく速い回線を契約してWi-Fiを正しく設定しても、ルーターがゴミだとすべてが終わる。
遅くなったり、繋げられる台数が少なかったり。
そんなにつなげる予定がなくても、スマート家電やFireTv、テレビのインターネット接続などを利用すると結構すぐにいっぱいになる。
Baffalo WSR-5400AX6
今自分が使っている。
- 設定が不要(BIGLOBE光のIPv6契約なら繋ぐだけで動く)
- Wi-Fi6対応(めっちゃ速いWi-Fiの電波を飛ばせる)
- Wi-Fiの名前やパスワードを自由に変更可能
かなりたくさんのネットワーク機器を接続したうえで先ほどの速度が出ているので、かなりおすすめ。
通信チャネルももちろん選べる。
おすすめしないルーター
TP-LINK製
- 設定がややこしい(癖があり設定画面にすんなり入れない)
- 最近発売されたものでもIPv6回線に対応していないトラップ機種がある
自分は前まで
AC1200 867 + 300Mbps Archer C6
という機種を使っていたが、まさかのIPv6回線に対応しておらずBIGLOBE光にプロバイダーを変更するタイミングで買い直すはめに・・・
アマゾンで投げ売りされていても簡単に手を出さないように注意。
まあ安いから文句言ってもしゃーないねんけど
プロバイダーについて
値段はどこもそんなに変わらないけど、実体験と周りのから聞いた話をもとに解説。
おすすめのプロバイダー
ビッグローブ光がおすすめ
- 速度が速い
- IPv6オプション無料
- キャッシュバックあり
- 工事までそんなに時間かからないことが多い(自分の場合1、2週間ほどで来てくれた)
- ケータイがauなら毎月割引がある
自分の環境だと、上記のBIGLOBE光で爆速。
このサイトで速度を計測すると
驚異の930Mbps
はやw
もちろんこれは理論値ではなくて実測値。
車の燃費で言うカタログスペックではなく、実際の燃費みたいなかんじ。
ここまで速いと、正直これ以上速くなっても体感上はわからない。
みんなも
で速度を計ってみてほしい。
おすすめしないプロバイダー
NURO
- 開通工事に時間がかかることがある
- 最近また別のトラブルが起こっているらしい
- 速度が出る環境に当てはまらなければめっちゃ遅い
- 引っ越しの時には違約金を払って解約が必要(友人が言ってた)
NUROだと理論上BIGLOBE光の2倍速いらしいが、友人宅は20Mbpsぐらいしか出てなかった。
なんでもはずれのルーター?ONU?を貸与してくることがあるらしく、そっちが送られてきたらぜんぜん速度が出ないらしい。
一応交渉すれば変えてもらえるらしいが・・・
バトルする気力があるなら契約してみたらいいと思う。
開通等で揉めるとの噂もあるので、個人的にはビッグローブ光などにしておくのがいいと思う。
まじでNURO光最悪やw
8月の請求が17,000円越えだったから連絡とったらこれ。#NURO光 は絶対にお勧めしない。 pic.twitter.com/ooFkPJHV2z— あちょぱんぱ🐾 (@zekugo) September 2, 2020
真偽は不明だが最近でもパケットロスがどうとかで結構もめてると話題。
J-COM
2年ぐらい前まで使ってた。
ダウンロード速度が実測100Mbpsほどなので、速くはない。
耐えられない速度ではないが、これぐらいの速度なら5G回線でも出ることはあるので固定回線を引く利点が薄れてしまう。
アップロードに関しては30Mbpsとかしか出なかったりするので、同じ値段ならあえて選ぶメリットがあんまりない。
ソフトバンク光
なんかNTTのルーターに白いゴミの箱をつけないと動かない。
ゲームのためとかに後からネットワーク環境の設定を買えたりする人がいるらしいが、本来できるはずのことが軒並みできなくなるらしい。
ソフトバンクエアー
ソフトバンクエアーに限らず、置くだけWi-Fi系はマジでヤバい。
情弱を狙って家電量販店の詐欺師が勧めてきがち。
遅い、高い、ゴミ。
ここで解説するまでもないからネットの声を見てほしい。