USBメモリや、外付けハードディスク、デジタルカメラ、スマートフォン等、USBポートに接続される記憶デバイスの利用を禁止することが可能なWindows向けソフト「Device Shutter」。
お試し版申し込みより、無料で全機能を30日間使うことができる。
クレジットカードの登録などは不要。
概要
- 許可なくUSBメモリなどを使わせたくないPCに個別インストールする
- 記憶デバイス毎に個別許可可能(USBメモリ①はいいけどUSBメモリ②はだめみたいな)
- ブロックされるとUSBデバイスをつないでも何も起こらない
- マウスやカメラはブロックしない
- 設定自体はPC毎に行う(一括管理不可)
- クラウドから設定を流し込むことは不可能
- アプリは管理者パスワードがわからないとアンインストール不可
- タスクマネジャーから機能を停止させることはできない(利用者が買ったに無効化することはできない)
料金
ライセンス数(利用PC台数) | 5ライセンス版 | 10ライセンス版 | 20ライセンス版 | 50ライセンス版 |
---|---|---|---|---|
デバイスシャッターEX | 10,500円 | 20,000円 | 38,000円 | 90,000円 |
毎年お金がかかるわけではなく、買い切りっぽい。
購入したライセンスに期限はありますか?
ございません。
ってFAQに書いてある。
利用開始方法
申し込み
お試し版申し込みより、必要情報を入力するお試し用のライセンスとインストーラーがメールで届く。法人で利用することを前提としているっぽい。
こんなメールがくる
【デバイスシャッターEX】お試し版ご利用開始のご案内
この度は、USBデバイス制御ソフトウェア「デバイスシャッターEX」
お試し版のお申込みをいただき、誠にありがとうございます。
お試し版ご利用開始のご案内を申し上げます。お試し版 管理者サイトにアクセスし、以下のアカウント情報にて
ログイン後、お試し版をダウンロードしてご利用ください。≪お試し版 アカウント情報≫
-----------------------------------------------------------------
アカウントID :○○
パスワード :○○
-----------------------------------------------------------------≪お試し版 管理者サイト≫
-----------------------------------------------------------------https://deviceshutter.com/mgr/trial/login](https://deviceshutter.com/mgr/trial/login
-----------------------------------------------------------------
※ダウンロードファイル内の「お試し版セットアップガイド
(DSTrial-SetupGuide.pdf)」をご確認の上、ご利用ください。≪ご利用期限≫
-----------------------------------------------------------------
■お試し版 ソフトウェア
ソフトウェアインストール後30日間■お試し版 管理者サイト
本日より60日間 (2023-03-13 23:59:59 まで)
※管理者サイトは有効期間を過ぎるとアクセスいただけません。
お早めにご利用ください。
インストール
↑インストーラーに同梱されていたセットアップガイドでは触れられていなかったが、インストールがブロックされるので詳細情報からインストールを実行する画面を表示しないいけない。
セットアップファイル作成について
管理者用パスワードを決めてセットアップファイルを作成する。
このパスワードは、後でPC側でUSBメモリの利用を許可したりとかしたくなった時に毎回入力することになるパスワード。
忘れるとアンインストールもできなくなるらしい
でも、パスワードを再設定できるみたい。
パスワードを忘れた際の逃げ道があるかサポートに聞いてみたところ、下記のような回答があった。
PCの管理者パスワードを失念した場合は、「ポリシー変更ファイル」にて、 再設定することが可能です。
手順の詳細につきましては、下記マニュアルに記載がございますので ご確認いただけますと幸いでございます。<マニュアルの確認手順>
1.デバイスシャッター管理者サイトにログインする
2.画面右上の「マニュアル」より、以下を開く 「デバイスシャッター操作マニュアル」
3.マニュアル内の下記ページにてセットアップの手順を ご確認ください。 -------------------------------------------------------- 【ポリシー変更ファイルによる設定変更】 P.37~「12-1. ポリシー変更ファイルとは」 --------------------------------------------------------
導入後の設定方法
「ここに入力して検索」に「deviceshutter」と入力してアプリを立ち上げる。
「セットアップファイル」作成時にきめたパスワードを聞いてくる。
管理者パスワードを入力すると、このPC上でどんなルールでデバイスシャッターを動かすかの設定を変更することができる。
「使用を禁止する」の状態でデバイスを接続すると?
何も起こらない。
つながったことすら認識されない。
なぜ使えないのかがすぐにわからず混乱を招きそう。
ただし、許可したいUSBなどのデバイスをホワイトリストに登録すれば、ちゃんと存在が検知されるようになる。
USBデバイスの個別許可方法
別途ホワイトリスト作成用のソフトをインストールする必要がある。
お試し版ダウンロードの時にzipでまとまって一緒に入っている「3_管理者専用ツール」内の「DeviceShutterWhiteListSetup.exe」を別途インストールする必要がある。
詳しくは同梱のマニュアルを見てほしい。
インストールした、ここに入力して検索から起動する。
許可したいデバイスをダブルクリックして選択する
当たり前だが、PCにつないでいないと出てこない。
ただし、DVDドライブが搭載されているPCでは中身を挿入していなくてもなんかドライブが検知される。
別にホワイトリストに追加しても追加しなくてもどっちでもいい。
新規で作成する場合
jsonファイルが保存される。
中身はこんな感じ。
[{"DevconString":"SCSI\\\\CDROM&VEN_HL-DT-ST&PROD_DVDRAM_GH24NSD5\\\\4&813E391&0&000200","friendlyName":"HL-DT-ST DVDRAM GH24NSD5","Kind":"CDROM"},{"DevconString":"USBSTOR\\\\DISK&VEN_ELECOM&PROD_MF-HMU2&REV_PMAP\\\\0708C30A944E4479&0","friendlyName":"ELECOM MF-HMU2 USB Device","Kind":"USB"}]
後から追加する場合
後から追加でさらにUSBデバイスをホワイトリストに登録したいときは、過去に作ったホワイトリストのjsonファイルをあらかじめ読み込んだうえで、
デバイスを追加する。
じゃないと過去に登録した分が消えちゃう。
ファイルの読み込み で過去に追加したホワイトリストを追加
↓
保存
みたいな流れになる。
まあ触ったらわかると思うわ
ホワイトリストのインポート
先ほど作成したホワイトリストを適用する。
「ここに入力して検索」に「deviceshutter」と入力してアプリを立ち上げる。
「セットアップファイル」作成時にきめたパスワードを聞いてくる。
ホワイトリスト設定をクリック
さっき取得ホワイトリストようのjsonしたファイルを開く。
管理画面
https://deviceshutter.com/mgr/trial/login
上記からログイン可能。
お試し版と正規版でURLが違うみたいなので注意。
こんな風に、デバイスシャッターををインストールした端末を管理できる。
ただ一覧に出てくるだけで、ここから設定を変えたりはできない。
それぞれのPCを直接操作して設定を変えないといけないので、ちょっと面倒。
管理画面側で操作ができるフーバーブレインEXアンチマルウェアサーバー版とかのほうが性能は高いといえる。
疑問点と試したこと
マウスとキーボードをブロックしたりしない?
→しない。記憶媒体以外は止めないっぽい。ただしデバイスシャッターの設定画面には一覧として出てくる。
ホワイトリストにデバイス設定したらすぐ使えるようになる?
→なる。
ホワイトリストからデバイスを削除したらすぐに使えなくなる?
→なんか使えるときもあった。でも再起動したら使えなくなった。
ホワイトリストのファイルを紛失したら、追加登録の時には以前の情報は全部消えてしまう?
→ホワイトリスト設定から書き出せるから大丈夫。
なくしてもこっからとれる。
なんも考えずに上書きしたら消える。
サイトに書かれてた料金って買い切り?
買い切りみたい。更新料とかがかかったりはしない。
管理者パスワード忘れたら詰む?
大丈夫。ポリシーファイルを管理画面から再適用すればなんとかなるっぽい。