
ラズベリーパイやその他の筐体にLinuxをインストールして、USB HDDを保存先等として使いたい場合。
今回はRaspbianで試した。ディストリビューションはラズビアンだろうがubuntuだろうが、やることは大体一緒だと思う。
やり方
USB-HDDをLinuxに接続する。
sudo fdisk -l
で外付けUSBハードディスクがどのように認識されているかを確認する。
最後のほうに出てくる。
この例だと、sdaとしてHDDが認識されており、その中のsda1
が利用できるパーティションってことになる。
パーティション分けされてない場合は、sda
を指定すればいいと思う。
windowsでUSB-HDDをフォーマットすると、ラズベリーパイにマウントしようとしたときにを言われることがある。
The disk contains an unclean file system (0, 0). The file system wasn't safely closed on Windows. Fixing.
↑エラー内容
sudo ntfsfix /dev/sda1
を叩くと解消できる。
既にマウントされているとコマンドが通らないので、
一旦マウント解除したい場合は、
sudo umount /dev/sda1
でアンマウントできる。
参考にしたサイト:Linux ハードディスクをアンマウント(umount)する
sudo mount /dev/sda1 /[マウント先のディレクトリ]
マウント先のディレクトリはあらかじめ作っておく必要がある。
どのシリーズのラズベリーパイがいいか
raspberry pi本体
本体はrasberry pi4がおすすめ。
手持ちの3B+で試したが、NASとして運用すると結構速度が遅い。
理由はUSB2.0接続だから。
ラズベリーパイ3はUSB2.0のポートしかないし、
仮にSATA接続できるようなパーツを揃えたとしても、LANポートが内部的にUSB接続されているそうなので結局遅い。
しかも電源がマイクロUSBなので使いにくい。
しかしラズベリーパイ4なら、USB3.0が使えるから速い。しかも電源端子もタイプC!
今買うなら絶対こっち。
周辺機器
HDD
ハードディスクは、2.5インチのものをかったほうがいい。
ハードディスクのためだけに別途電源を用意しなくていいから。
3.5インチだと必要になってしまう。
用途にもよるが、iPhoneのバックアップとかにしたいなら2TBぐらいあればいいと思う。
- USB3.0対応
- 2.5インチ
- 2TB以上
の条件を満たすと◎
SSDにしても体感上そこまで差はないかも。
microSD
raspberry pi用にOSを書き込むだけでいいので、16GBぐらいあれば十分。
SDカードリーダー
OSを書き込むときにPCに接続する必要がある。
USBのリーダーを持っていなければ、用意する必要がある。
これなんかだと、タイプC端子しかないようなMACでも使える。
普通のUSBタイプAももちろん使える二刀流。
電源
雑魚電源だと動かない。
危ない橋を渡りたくなければこれがいい。
ラズベリーパイ本体のケース
なくてもいいけど、裸で使うのは武骨すぎる。
ラズパイとかめんどくさいから完成品がほしい場合
NASサーバー(バックアップ用ファイルサーバー)がほしいだけで、難しいことを考えたくなければ、上記のものがおすすめ。
省電力、省スペースって意味なら、ラズベリーパイに近い用件を満たせてると思う。
HDDだけは別途必要なので、下記のような内蔵HDDを2個買ってRAID1とかで運用すると安心。
synologyのNASを使う場合は、3.5インチハードディスクだろうと別途電源を用意する必要はない。
NAS本体から電源供給してくれるので。