
プロキシの設定がちゃんとできていない可能性が高いので、下記で解決できる。
Ubuntuの場合、次のステップで.bashrc
ファイルを編集し、プロキシの設定を永続的に行うことができます。
- ターミナルを開き、
vim ~/.bashrc
と入力します。これにより、テキストエディタvimが起動し、.bashrcファイルを開きます。 .bashrc
ファイルの末尾に以下の行を追加します(実際のプロキシサーバーとポートに置き換えてください):
export http_proxy=http://your_proxy_server:your_port
export https_proxy=http://your_proxy_server:your_port
export no_proxy=localhost,127.0.0.1
その後 source ~/.bashrc
を実行して設定を反映させます。
プロキシ設定の確認
以下のようなエラーが発生します。
- エラー症状:API呼び出しに失敗し、
Could not resolve host: localhost
やCould not resolve host: 127.0.0.1
のようなエラーメッセージが表示される。 - 原因:
export
コマンドを使用してプロキシ設定を行った場合、その設定は現在のターミナルセッションにのみ有効で、サーバーの再起動や新しいターミナルセッションの開始時には設定がリセットされます。 - 対処法:永続的なプロキシ設定を行うために、プロキシの設定を
.bashrc
ファイルに記述し、その後source ~/.bashrc
を実行して設定を反映させます。
- 追加したら、ファイルを保存し、エディタを終了します。vimの場合、
:wq
と入力し、Enterキーを押します。 - 最後に、新しい設定を反映させるためにターミナルで
source ~/.bashrc
と入力します。
以上で、プロキシ設定が永続的に反映されるはずです。
ただし、これらの変更は現在のユーザーにのみ適用されます。全体的なシステム設定としてプロキシを設定するには、他の方法(例えば、/etc/environment
ファイルの編集)が必要です。
プロキシ設定が不適切な場合
以下のようなエラーが発生します。
- エラー症状:API呼び出しで
Unsupported proxy syntax in 'http://proxy_server:port/'
のようなエラーが出る。 - 原因:プロキシの設定が不適切であるため。
- 対処法:適切なプロキシサーバーとポートに設定を変更します。
http_proxy
およびhttps_proxy
を修正し、その後source ~/.bashrc
を実行して設定を反映させます。
特に
Unsupported proxy syntax in 'http://proxy_server:port/'
このメッセージが示しているhttp://proxy_server:port/
はダミーの値であり、この情報を正しいプロキシサーバーとポートに置き換える必要があります。そのため、このエラーメッセージが表示された場合、プロキシサーバーの情報が正確に設定されていない可能性が高いです。
no_proxyの設定がない場合
以下のようなエラーが発生します。
- エラー症状:自身のAPI呼び出しに失敗し、
Could not resolve host: localhost
やCould not resolve host: 127.0.0.1
のようなエラーメッセージが表示される。 - 原因:
no_proxy
の設定がないため、APIの呼び出し先がプロキシを経由しようとします。 - 対処法:localhostと127.0.0.1を
no_proxy
環境変数に含めます。その後source ~/.bashrc
を実行して設定を反映させます。
注意
- プロキシが必要ない環境では、これらの設定は不要です。不適切なプロキシを設定してしまった場合、上記のエラーが発生する可能性があります。
- 必要な設定だけを行い、不要な設定は避けましょう。永続的に設定を行うためには、
export
コマンドだけではなく、.bashrc
ファイルに設定を記述する必要があります。