パソコンから社内のサーバーに入れない!試すべきこと全パターン!

新しいPCだけサーバーにアクセスできない!

今まで使いたPCでサーバーにアクセスできなくなった!

イライラしますよね。

結果からいうとほとんどの場合解決できます!

今回は全パターン紹介します。

注意事項

お使いのPCやスマートフォンにより、このサイトに表示される文字が一部異なる場合があります。
ご利用のフォントによっては説明の中に出てくる「¥」マークが「バックスラッシュ」になってしまう場合がありますが、脳内で変換してください。(特にスマホの場合)

管理画面にアクセスできるかチェック

多くのサーバーはブラウザのアドレスバーにIPアドレスやホスト名を入力すれば管理画面が表示されます。

 

サーバーの管理画面にアクセスできるかどうかでまずは原因箇所の特定をします。

管理画面とは、サーバー本体の設定を変えられる難しい画面のことです。

特に設定は変更しなくていいので、アクセスできるかできないかをまずは見てみましょう。

 

管理画面アクセス手順

初心者向けに詳しく書きます。わかる人は飛ばしてください。

 

手順①ブラウザを開く

どれでもいいのでまずはブラウザを開きます。

ブラウザとは

ブラウザとはいわゆる「インターネットを見るやつ」です。
主に下記の4種類があります。
Internet Exploler→初めから入っている青色の「e」ってマークのやつ
Edge→Windows10なら初めから入っている青色の「e」ってマークのやつ
Chrome→Googleが出している赤緑黄色青のアイコンのやつ
Fife Fox→青とオレンジのアイコンのやつ

 

手順②サーバーのIPアドレスまたはホスト名を調べる

まずは、サーバーのショートカットを右クリック「プロパティ」を選択します。

ショートカットとは

どこでもドアです。
よく使うフォルダとかを登録してデスクトップなどに配置することができます。

プロパティ」を選択したらウィンドウが開くので、リンク先の「\\」の直後の数字や文字をコピーします。

上記の画像の場合だと「192.168.100.100」だけをコピーします。

数字ではなく、英語の名前の時もあります。

頭の¥¥や、後ろの¥以降はいりません。

 

手順③ブラウザのアドレスバーに貼りつける

ブラウザを起動します。

インターネット見るやつのことです。

アドレスバーに

http://さっきコピーしたやつ

と入力します。

上記の画像のようなエラーが出たら「管理画面にもアクセスできない」との判断になります。

 

管理画面にもアクセスできない場合

配線の問題

サーバー本体に液晶があるタイプだと「LAN1 LOST」などとサーバー本体のディスプレイに表示されている場合がある。

LANケーブルの抜けなど物理的な要因の場合が多い。

この場合はブラウザから管理画面にアクセスすることはできず、サーバーに対してpingも飛ばない。

サーバーの対向先のハブやルーターなどの機械に問題があったり、そちら側のLANケーブルに抜けがないかを確認する。

 

停電後からおかしい

baffaloなどのWi-Fiがあれば、APモードにする。

APモードでネットできるのであれば、別にルーターがあるはずなのでAPのままで大丈夫。

切り替えスイッチで選択できる方式ではなく、MODEボタンなどを押して切り替えるタイプだと、設定が飛んでしまってAutoモードなどになってしまっている場合がある。

 

ちなみに停電時にサーバーの電源が急に落ちる強制終了を避けたければ、UPSを設置することが対策になる。

APCのBE750Mなどのモデルは、電源コンセントと別途USBでサーバーを接続することにより

サーバーに停電が発生したことを知らせることができる。

 

その後UPSの電池残量がなくなる前にサーバーをシャットダウンするのか、

それまでに停電が復旧したらシャットダウンをやっぱりなしにするのか

などサーバー側で細かく設定できることが多い。

 

QNAP製のサーバーなどは、この設定に対応していて細かく設定できる。

 

 

サーバーにLANポートが複数あり接続する場所が間違っている

LANポートが複数ある場合のサーバーの場合。

引っ越し等で再設置した時に今までと違うLANポートにLANケーブルをつないでしまっているパターンが多い。

LAN1にLANケーブルを差し替えると案外解決したりする。

 

そもそもサーバーのIPアドレスが固定されていない

ルーターやサーバーを再起動するとIPアドレスが書き換わってしまう可能性有。

本体に液晶があるタイプならボタンを何回か押して現在のIPアドレスを確認可能な場合がある。

 

PCとサーバー直結ならアクセス可能

PCのIPアドレスを固定にして、サーバーとLANケーブルで直に接続するとアクセスできるので場合。

元々サーバーが繋がっていたハブやルーターなどの対向機器の可能性有。

対向機器の接続LANポートの変更、再起動、で解決する可能性が高い。

 

管理画面にはアクセスできる場合

ブラウザのアドレスバーに

http://サーバー名orサーバーIPアドレス

を入力すると管理画面っぽいものはでてくるけど、PCからサーバーのフォルダとかが見れない場合。

 

ちなみに上記の画面はQNAP製のNASサーバーの画面。

ちょっと型式違うけどこれとかが近い。

 

 

フォルダ以前にサーバー直下にアクセス不可

Windowsの設定の問題

管理画面にアクセスできるも、サーバー直下にアクセスができない。

ブラウザから管理画面にアクセスすることは可能でサーバーにpingは飛ぶ。

「ネットワークリソース」「権限を確認してください」などのエラーが出る場合

windows10であれば、PC本体の「ネットワークの場所」を「パブリックネットワーク」てはなく「プライベートネットワーク」に変更する必要がある。

 

パソコン画面の右下の「ネットワーク」マークを右クリック。

有線の場合はPCのマーク、Wi-Fiの場合は扇形や電波のマークが表示される。

右クリックしたら「ネットワークとインターネットの設定を開く」を選択

 

新しくウィンドウが立ち上がるので、「接続プロパティの変更」を選択

パブリックが選択されていたら、プライベートに変更して「×」で閉じる。

新しく導入したパソコンとかだとこれだけで解消する場合パターンが非常に多い。

パブリックネットワークとは

カフェとかセブンイレブンとかのフリーWi-Fiみたいなネットワークのこと。
Windows10は非常に過保護です。
今つながっているネットワークが本当に安全か疑って必要な通信も止めまくってしまいます。
プライベートに変更することで、「ここは自分の家だから安心して」と教えてあげることができます。

マイクロソフトアカウントを利用している

ローカルアカウントではなく、マイクロソフトアカウントを利用している場合は、資格情報にサーバーのユーザー名とパスワードを登録しておかないといけないらしい。

それでもだめならローカルアカウントに切り替える。

 

資格情報に事前にユーザーを登録する方法

PC画面左下スタートボタンをクリック

アプリが一覧されるがとにかくその状態で、全角で「資格」と入力

最も一致する検索結果より「資格情報マネージャー」を選択

 

Windows資格情報>Windows資格情報を追加を選択

 

  • サーバーのIPアドレスまたはホスト名(\\は不要)
  • サーバーにアクセスできるユーザー名
  • そのパスワード

を入力してOKを選択。

 

 

マイクロソフトアカウントからローカルアカウントに切り替える方法

画面左下「スタートボタン」>人間のアイコン「ユーザー」>アカウント設定の変更

「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」を選択

※もしこの表示が出てこなければ、すでにローカルアカウントなので何もしなくてOK

パスワードを聞かれるので、PCを起動するときに入力しているパスワードを入れる。

 

PCのユーザー名とパスワードを決める。

 

このまま進む

 

サインインし直しになるので、サインインオプションで鍵マーク(パスワード)を選択したうえで、先ほど決めたWindowsローカルアカウント用のパスワードを入力する。

ログインで来たら切り替え完了。

 

パス誤り

ショートカットやエクスプローラーに入力しているパスが間違っている場合もあり。

数字やドットなどが全角になっていないかなど念のため確認。

 

3種類のパス入力方法を試す

  • ここに入力して検索
  • エクスプローラーに直接入力
  • ファイル名を指定して実行に入力

このどれかだけアクセスできるパターンがある。

新しいPCに多い。よくわからないPC側の仕様。

 

ここに入力して検索

虫眼鏡マークをクリックして、サーバーのIPアドレスなどを入力。

なければ隣のスタートボタン(左下のウィンドウマーク)を押した後、とにかく入力。

入力するとフォームが出てくる。

入力したらエンター

 

エクスプローラーに入力

キーボードのWindowsキーを押しながら「E」キーを押す。

エクスプローラーが起動するので、サーバーのパスを入力してエンターを押す。

エクスプローラーとは

いわゆるフォルダを見るやつ
よくブラウザのインターネットエクスプローラーと混同されるが、「ドキュメント」とかを開いたときにでてくるベージュのやつ。

 

 

ファイル名を指定して実行に入力

キーボードのWindowsキーを押しながら「R」キーを押す。

サーバーのパスを入力してエンター。

 

管理画面は入れるのにping飛ばない

謎の現象。

Windowsアップデートを行う。

 

それでも解決しない場合、Windows復元で少し前の状態に戻す。

今まで使えていたのであれば、直るだろうという判断。

Windowsアップデートに失敗すると起こる??

 

「SMB1.0は安全ではない」などとの警告が表示される

Windows側の設定を変更する。

<手順>

1.[スタート]-[Windows システム ツール]-[コントロール パネル] の順にクリックする。

2.[プログラム]-[プログラムと機能] の順にクリックする。

3.[Windows の機能の有効化または無効化] をクリックする。

4.「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」の「SMB 1.0/CIFS クライアント」のチェックを有効にする。

5.[OK]をクリックする。

6.[今すぐ再起動]をクリックする。

http://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s30023.htm

 

アクセスできるフォルダとアクセスできないフォルダがある

「同じユーザーによる、サーバーまたは共有リソースへの複数のユーザー名での複数の接続は許可されません。」のエラー

Windowsから再ログインし、権限付きのフォルダを先に開けば解決する可能性が高い。

権限付きフォルダ(特定の人しか見れないフォルダ)が存在する環境で、先に共有フォルダを開いてしまうとバグることが多い。

 

 

「ネットワークリソース」「権限を確認してください」などのエラー

「ネットワークリソース」「権限を確認してください」などのエラーが出る場合、PC起動後、初めにサーバーにアクセスしたときに入力したユーザー情報が使いまわされている可能性が高い。

アクセスするパスを変更すれば解決する場合有り。

例)

\\サーバーのIPアドレス\該当フォルダ

↑↓

\\サーバー名(NASF~~~など)\該当フォルダ

 

everyoneグループのアクセス権が拒否になっている

サーバーの設定の問題。

everyoneを拒否にすると他のアカウントも含めすべて入れなくなるので、フルアクセスのフォルダはユーザーの一覧からグループeveryoneを削除したり、許可にしたりする方がいい。

 

クイックアクセスを利用している

windows10からエクスプローラーに搭載されている「クイックアクセス」内にサーバーのフォルダが表示されていると、そのフォルダにアクセス権のあるアカウントでログインして身動きが取れなくなることがある。

クイックアクセスを右クリック>オプション>プライバシー内の2つのチェックボックスからチェック外す

その後PCを再起動。(再起動しなくても行けるときもある)

 

このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバー管理者に問い合わせてください。組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスがブロックされているためこの共有フォルダーにアクセスできません。これらのポリシーは、ネットワーク上の安全でないデバイスや悪意のあるデバイスからPCを保護するのに役立ちます。

1.レジストリエディタ(regedit)を起動する。(Windowsキー+Rでregedit入力して実行)

2.下記を開いてAllowInsecureGuestAuthの値を0から1に変更する。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters

 

一部のPCからのみアクセス不可

0x80004005のエラー

エラーのポップアップの「詳細」をクリックして、エラー番号「0x80004005」が表示されるのであればPC本体の問題。

この場合問題のPCからでも管理画面に入れる。

Windowsアップデートを行うなどで解決する可能性はあるが、メーカーかマイクロソフトに問い合わせてもらわないとわからない。

Windowsアップデートと資格情報登録で解決した例有り。

 

「要素が見つかりません」のエラー

ローカルからサーバー内のフォルダ、またはサーバー直下にアクセスしたときに「要素が見つかりません」とエラーが出る場合。

ネットワークが「プライベート」になっているはずなので、「パブリック」に変更する。

本来はプライベートで運用した方がトラブルが少ないのだが、なぜか発生事例有り。(2018/6/12 この時点で最新のWindowsアップデートが適用されたPCで再現)

あとからプライベートに戻しても入れたが、再起動などするとまた入れなくなるので、パブリックにしておかざるを得ない状況であった。

原因不明。

その時の状況

  • ブラウザから管理画面へはアクセス可能
  • ping飛ぶ
  • Wi-Fi・有線どちらでも発生
  • 1台のPCでのみ症状再現
  • 最新版のウィンドウズアップデート適用済(2018/6/12入電分)
  • ネットワークにはNASが表示されている
  • ネットワークからサーバークリックしても失敗
  • 直接NAS名のパス叩いても「要素が見つかりません」のエラー
  • arp -aコマンドでもサーバーは存在

 

資格情報マネージャー

どうしようもない場合に触る。

登録する場所はWindows資格情報の一番上のところ

サーバーの資格情報登録が何もない

Windows資格情報に接続先サーバーとユーザーとパスワードを登録する。

登録するパスはサーバー名かIPアドレスのみで、フォルダは指定しない。

その後、Windowsからサインアウトし、サーバーのPublic以外の場所にアクセスする。

※PCログイン後、Publicに一度もアクセスしていなければPCにログインし直す必要はない。

 

サーバーの資格情報登録に何かある

Windows資格情報の接続先サーバーとユーザーとパスワードを削除する。

※PCログイン後、Publicに一度もアクセスしていなければPCにログインし直す必要はない。

 

それでもうまくいかない

どうしてもわからないときの最後の手段。

わざと間違ったパスワードを資格情報に登録する(裏技)
  • 本当は資格情報を使わずに毎回パスワードを入力したい
  • 資格情報に何か登録しなければなぜかログインできない

などの場合に行う。

あえて間違ったパスワードを入力することで、フォルダアクセス時にパスワードの入力を求められる。

登録するパスはサーバー名かIPアドレスのみで、フォルダは指定しない

ここまでして改善しなかったパターンは今のところなし

 

IPアドレスとサーバー名の両方で登録

資格情報にIPアドレスかサーバー名のどちらかだけが登録されているのであれば、両方を登録する。

資格情報マネージャーにサーバーのIPアドレスとパスワードを両方入力することで解決した例有り。

どちらを登録すればいいのかが環境によって変わる場合がある?

登録するパスはサーバー名かIPアドレスのみで、フォルダは指定しない

これはあまり関係ないかもしれない。

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